豊浦美子さん


『東宝映画』1967年6月号「レンズの眼」より


プロフィール

本名同じ(とようら・よしこ)。昭和17年8月9日、東京都生まれ。昭和36年に頌栄女子学園高校を卒業し、昭和40年にオール東宝ニュータレント5期生として東宝と契約。映画デビューは昭和41年4月3日封切の『若い娘がいっぱい』(筧正典監督)。サイズは身長157cm、体重45kg。趣味はドライブ・旅行。
(「東宝映画」1966年1月号より。写真は1967年11月号のもの)

《幻のアンヌ隊員について》
豊浦美子さんは『ウルトラセブン』のアンヌ隊員役として当初キャスティングされていた女優さんで、東宝においては菱見百合子さんの1期先輩にあたります。
1967年6月、円谷プロの新番組『レッドマン』(←『ウルトラセブン』仮題)の撮影が開始されますが、この時点で既に存在した4本の脚本(「美しき侵略者」「緑の恐怖」「宇宙空間都市」「地球壊滅計画」)では、アンヌ隊員役は豊浦美子さんでした。ところが、豊浦さんが東宝映画『クレージーの怪盗ジバコ』(1967年)に準主演級で出演することが決まり、急遽ピンチヒッターで菱見百合子さんがアンヌを演じることになったそうです。その後『レッドマン』が『ウルトラセブン』に改題され、上記4本の脚本はそれぞれ#3「湖のひみつ」、#2「緑の恐怖」、#6「ダーク・ゾーン」、#4「マックス号応答せよ」となって完成しますが、元々これらはアンヌ役として豊浦美子さんを想定して書かれたストーリーということになります。(参考文献/『宇宙船 Vol.49』p51満田かずほ「ウルトラの星を見た男たち」、竹書房『ウルトラセブン ベストブック』p80)


主な出演作(と役柄)

映画

【1965年】
『狸の大将』…(クレジットはあるが出演しているかどうかは「?」)(※情報提供・由美子様)
【1966年】

『若い娘がいっぱい』…こずえ
『狸の休日』…競輪場のアナウンサー
『落語野郎 大馬鹿時代』…カヨ子
『これが青春だ!』…野村美子
【1967年】
『坊ちゃん社員 青春は俺のものだ!』…堀川雅子(北村建設の技師・山村清/高島忠夫の恋人)
『クレージー黄金作戦』…梅丸
『坊ちゃん社員 青春でつッ走れ!』…堀川雅子(前作と同役。山村と結婚する)
『爆笑野郎 大事件』…花井洋子(三星電機のOL。プレイボーイを気取ったセールスマン・秋山卓夫/晴乃タックに口説かれ、逆に結婚を迫る。秋山は逃げ回るが、彼女は密かに式場を手配し、抜き打ち結婚という奇襲作戦に出る)
『クレージーの怪盗ジバコ』…眉田洋子
【1968年】
『クレージーメキシコ大作戦』
…大学病院看護婦
『連合艦隊司令長官 山本五十六』…芸者
『空想天国』…社長令嬢
『兄貴の恋人』…西田京子
【1969年】
『社長えんま帖』…(クレジットはあるが出演しているかどうかは「?」)
『続・社長えんま帖』…桃子
『水戸黄門漫遊記』…浜千鳥(三島遊女)

テレビ
【1965年】
NTV「青春とはなんだ」
…山下順子(森山高校生徒) 
1966年】
NTV「これが青春だ」
…川村みどり
【1967年】
CX「春らんまん」
NET(現・ANB)「みんな世のため」
【1968年】
CX「事件とあいつ」(第 話「菊が殺しを待っている」ゲスト)…光子(経済学の大学教授・三宅源助(野々村潔)の娘で、野々村がビルから転落死したのは殺人だと主人公たちに依頼してくる)
NTV「でっかい青春」(第39話「花のいのち」ゲスト)…海東病院の看護婦
【1969年】
NTV「東京バイパス指令」(第10話「ゆがんだ青春」ゲスト)… (相手役はソガ隊員こと阿知波信介氏)
【1970年】
NET「夫よ男よ強くなれ」(第 話「あなたも蒸発するの!」ゲスト)…ミナ子(主人公/有島一郎の娘)(※情報提供・由美子様)


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'66のホープ 豊浦美子

なにも知らない女の子が、いつのまにか、あるいてきてしまった道。

迷い子にならないように、一歩一歩ふみしみていこう。
そして、この細い、でこぼこの路を、すばらしい路にしなくては・・・・・。

何事にも負けない、厚い丈夫な路にしていかなくては。

(左の写真も同記事より)




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