東京コンバット
第4話「殺人設計図」


『東京コンバット』は、昭和43年10月1日〜昭和44年9月23日に放送された東宝・フジテレビ制作の一時間もの刑事ドラマで、カラーではなく白黒作品です。由美子さんより、京都新聞の縮刷版に小林夕岐子さんが写真付きで掲載されていたという情報を頂きましたので、さっそく紹介します。記事中「小林多岐子」とあるのは原文のままです。当時からこの誤りは存在していたのですね。


京都新聞昭和43年10月22日朝刊
みもの (殺)(人)(設)(計)(図) 東京コンバット
裸一貫からたたきあげて一代にして金光コンツェルンを築きあげた金光大伍郎(宇佐美淳也)。だが、その家庭は乱脈をきわめ、現婦人・須賀子(中村雅子)は三人目の後妻だった。金光家の正式な後継者は娘の美也子(高須賀夫至子)だったが、美也子は両親を殺して財産をひとり占めにしようとした。苦学の末、大学病院の助手になった浅井(黒部進)を仲間に引き入れた美也子は、両親の乗るフレンドシップの操縦士に睡眠薬を飲ませ、飛行機事故を起こさせようとした・・・・・。ほかに小栗一也、小林多岐子、平林昌三ら。


写真のキャプションにも「小林多岐子」と書かれています。写真に写っている小林夕岐子さんの髪型・衣装は、ちょうど『怪獣総進撃』の真鍋杏子(大谷博士の遺体を取り返しに来るシーンでの姿)と非常によく似ているように思われます。それにしても、白黒作品での小林夕岐子さんというのも大変興味深いですね。




なお、朝日新聞昭和43年10月7日朝刊の「フジテレビ週間人気番組ご案内」に、『東京コンバット』の概要が要領よくまとめられているので、あわせて紹介します。


大型犯罪追う特捜班 三橋達也らが活躍
「東京コンバット」(フジテレビ 火曜夜8:00)


 警視庁の、特殊犯罪捜査班、いわゆる「コンバット・チーム」をモデルにした新しい刑事もの。
 『東京コンバット』のメンバーは、キャップが、三橋達也(三村警部)で、以下、佐藤允(江藤警部補)、山口崇(宅警部補)、前田吟(桜井警部補)、山下洵一郎(木津川警部補)という編成。
 三橋達也、佐藤允の東宝が自慢のアクション・スターと、若手三人の、異色組み合わせ。『東京コンバット』が、新しい刑事ものとよばれるのは、従来の足とカンで捜査をする刑事ものと違って、特別科学鑑識車、高性能の新型乗用車“コンバット・カー”を駆使、事件捜査にあたるからである。
 コンバット・チームは東京駅みどりの窓口爆破事件、新幹線ひかり21号爆破未遂事件など、特殊事件に対応するために作られたもので、爆発関係、列車関係、航空関係の専門的知識が要求される、複雑な事件の捜査にあたっている。
 『東京コンバット』は、これをさらに拡大解釈。殺人事件、密輸事件などでも、その裏側に隠された“何か”を、猟犬のように追い、難解なナゾをとき明かしていく。そこには、三橋キャップら五人の人間像が浮き彫りにされる。また人間社会のひずみや、汚れが描き出されていく。科学捜査の中にも人間がある----。これが新しい刑事もののポイントでもある。
 三橋達也は、クレー射撃は、オリンピック出場も可能という腕前で、拳銃の早射ちも0.28秒という記録の持ち主。ドラマの三村警部も、特技が拳銃の早射ち。
 「これがうれしくてね」と、早射ちのシーンにほれて、出演を引き受けたというエピソードがある。
 共演は、藤あきみ、船戸順、古今亭志ん朝、藤田進、久我美子ら。
 (提供=ライオン歯磨・月桂冠・帝国電波・エスエス製薬)




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