花王 愛の劇場 愛染椿


中日新聞1972年5月8日朝刊広告より。写真左から三ツ矢歌子さん、小林夕岐子さん、山下洵一郎さん。


《出演》
三ツ矢歌子・山下洵一郎・皆川妙子・内田稔・二階堂有希子・宮口精二・中山昭二

中日新聞朝刊1972年5月8日〜7月3日のテレビ欄「今週の昼メロ」から、ストーリーを紹介します。

第1週
ある女の愛の遍歴を通して、結婚生活を持続させていく“きずな”とは何かを描いていく。
津村加代(三ツ矢歌子)は同じ地方教師の中山久太郎(山下洵一郎)と恋愛結婚。やがて久太郎が懸賞小説に当選し、一緒に上京した。だが、久太郎はたちまち才能の限界を知って悩み始める。加代の慰めや激励も、逆に久太郎を劣等感に追い込むばかりだった。そういう久太郎の前へ、奈美という美少女(小林多岐子)が現れる。原作は大林清。監督は野長瀬三摩地と杉江敏男。
(注・「小林多岐子」は原文のまま)

第2週
釈放された加代(三ツ矢歌子)にとって、気がかりなのは夫の再起だった。だが、職業作家としての自身を失った夫の久太郎(山下洵一郎)は、妻の心づかいとは逆に、ますます奈美(小林夕岐子)との愛欲に溺れ込んでいく。 

第3週
再出発する決心で、加代(三ツ矢歌子)は民芸品店に就職した。まもなく、久太郎の愛人の中傷でその店を追われ、ホテルの女中になる。そこでは好色な主人に悩まされる。途方に暮れる加代の前に、会社社長の藤木(中山昭二)が現れた。

第4週
久太郎(山下洵一郎)に離婚を申し出た加代(三ツ矢歌子)だったが、久太郎は子供を引き渡さなければ応じないと主張。加代はすべてを忘れて仕事に打ち込む。そんな加代に死んだ妻の面影を見る藤木(中山昭二)が援助の手を差し伸べる。

第5週
「僕の家にいてくれ」という佐柄(内田稔)の言葉に加代(三ツ矢歌子)は彼の愛を感じた。その矢先、愛児の宏行が高熱で入院した。加代にはそれが天罰と受け取れた。この宏行の病気が意外な波紋を呼んだ。

第6週
加代(三ツ矢歌子)は、別居中の夫の久太郎(山下洵一郎)が愛児の入院費用を用意していることを知った。加代の離婚の決意はぐらつく。気持ちを整理しようと、新婚旅行の思い出の温泉へ出かけた加代を、弁護士の佐柄(内田稔)が追っていく。

第7週
久太郎(山下洵一郎)の愛人の奈美が、加代(三ツ矢歌子)のところへ宏行を引き取りたいとやってきた。その矢先、宏行が行方不明になった。気も動転している加代に、佐柄(内田稔)がついに愛を告白した。

第8週
佐柄弁護士(内田稔)の別れた妻・里子が亡くなった。嘆き悲しむ里子の長男の姿に、加代(三ツ矢歌子)は別れて住む自分の息子宏行の将来を見るような気がした。加代は宏行のためにも、夫・久太郎(山下洵一郎)とやり直そうと決心した。

第9週
子供のため、加代(三ツ矢歌子)は佐柄(内田稔)との愛を断念した。だが、再出発しようという加代の言葉に、夫の久太郎(山下洵一郎)は耳を貸そうとしなかった。加代は孤独に陥っていった。

《主題歌レコード紹介》
唄・有吉綾子
ポリドール・オーケストラ

愛の紅椿
水木かおる 作詞
土田啓四郎 作編曲

流行歌
銀座の女達
みやざきみきお 作詞
土田啓四郎 作編曲

ポリドールレコード DR 1684



2007.3.17



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