コント55号 人類の大弱点

「人類の大弱点」半裁ポスター
半裁ポスター

公開年 脚本 監督 出演者
1969年 江古武郎
平戸延介
福田 純 萩本欽一・坂上二郎・岡田可愛・
小林夕岐子・白川由美・宮地晴子

併映はなんと『日本海大海戦』。コント55号主演の本シリーズ、1969年には本作の他に『コント55号 俺は忍者の孫の孫』『コント55号 宇宙大冒険』と計3本制作されています。


ストーリー

大垂欽一(萩本欽一)は大の競輪好きで、一文無しになる度に口先八丁で人々から金を騙し取るサギの常習犯。一方、墨田署の警察官・駒形二郎(坂上二郎)は、新しく捜査2課サギ担当刑事の辞令を受け、やる気満々だったが、その当日、家電販売店で自分が大垂の詐欺に遭ってしまい、面目丸つぶれ。駒形は大垂を血眼になって追いかける。

大垂は逃げる途中、旭光産業に勤務するBGの大門幸子(岡田可愛)に会う。幸子の兄は大垂の親友だった。大垂は幸子に、財布をすられた、と嘘を言って彼女から一万二千円を騙し取った。さらに、大日本福祉協会ビルを通りかかると、職員に成りすまして、近くのタバコ屋に会議で使うタバコ千個を運ばせ、代金五万円を横領。大垂は、タバコを運んできた店の子供に受領印を取りに行かせている隙に逃げようとするが、不審を抱いた子供が警察に連絡し、大垂は駒形に逮捕される。警察で、大垂は被害者と面通しをされるが、巧みに被害者の同情を引いて、さらに金を引き出したり、面会の弁護士からも金を騙し取る始末。

やがて出所した大垂は、幸子が勤めていた旭光産業の運転手として就職する。しかし、手っ取り早く金が欲しくなり、刑事に成りすまして洋品店で高級背広を騙し取り、さらに自動車ディーラーの試乗車を売り飛ばして金を作る。さらに、旭光産業の汚職の証拠をつかみ、それをネタに、未払いになっている幸子の父・大門千吉の退職金を社長に要求。大垂は千吉のところへ行って金を渡そうとするが、千吉は、自分は汚れた金に手をつけたことはない、と拒絶した。

帰ろうとする大垂に幸子が声をかけ、二人は一緒にステージショーを見に行く。しかし、お手洗いに立った幸子が残していった手紙には、別れの言葉が書かれていた。そして、大垂は、幸子と示し合わせて待っていた駒形に再び逮捕される。

大垂は刑務所で、同じくサギの常習犯で服役中の畑よし子(白川由美)に金を立て替えてやったことから親しくなり、出所したら結婚しよう、と約束する。先に出所したよし子に、自分のアパートを掃除して待っていてくれ、と頼んだ大垂だったが、彼が出所してみると、アパートは第三者の手に渡っており、代金はよし子に支払われていた。

女を信じられなくなった大垂は墨田署を訪れ、世話になった駒形ら刑事達と、迷惑をかけた被害者に対して、心ばかりの振る舞いをしたいと申し出る。彼らを招いて、盛大な宴会が催される。ところが、大垂は宴会の最中に抜け出し、支払いは墨田署のツケにさせ、自身も女将から金を用立ててもらい、そのまま高飛びしようと企んでいた。しかし、駒形も大垂の魂胆を見抜いていて、大垂の前に立ちふさがった。二人の追いかけっこはまだまだ続く・・・。


小林夕岐子さん出演場面

本作での小林夕岐子さんの役柄は、大日本福祉協会の会計課事務員です。衣装は一貫して黒の事務服姿。タバコ屋の子供から、支払いはまだかと問われた大垂(萩本欽一)は、苦し紛れに会計課に行き、事務員の小林夕岐子さんに「宝くじで当たった50万円を身体障害者のために寄付したい」とデタラメを言います。そうとは知らない小林夕岐子さんは

「まあ、そんな大金を、全部ですか?」

と答え、

「そういうお金は、3階の福祉総務課の方で扱っておりますのよ」

とアドバイスします。

次は、警察で大垂と被害者たちとの面通しのシーン。大垂が病気を装い、周りの同情を引こうとします。岡田可愛さんがつい手持ちのお金を大垂に渡してしまい、つられて他の被害者たちも次々にお金を渡し始めます。座って聞いていた小林夕岐子さんも、

「私も千円」

と言って、千円札を大垂に手渡します。ちなみに、一緒にその場にいた菅井きんさんは八千円も渡しています。

最後は、大垂が罪滅ぼしに開いた宴会の席で、小林夕岐子さんも招かれています。この場面ではセリフはありません。




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