プロゴルファー祈子
第9話「婚約者の復讐」


ストーリー
3年前の真実(と、30万円)を賭けて堂島兼子(富永ユキ)に挑んだワンホールマッチで、祈子(安永亜衣)は自らの驕りから無残な敗北を喫した。その日から祈子は、信也(風見慎吾)と共に雪辱を誓い特訓を始める。

その頃、信也のことを諦め切れない亜矢子(生田智子)は自宅のお手伝いから情報を得て、祈子と信也が練習をしている伊豆オーシャンゴルフクラブに乗り込んだ。彼女は、経営者の強みで二人に圧力をかけ、ゴルフ場から締め出してしまう。「・・・負けない、私が祈子さんに負けてたまるもんですか!」

祈子と信也は仕方なく、海岸でバンカーショットの練習をすることになった。激しい練習で、祈子の手のひらには血が滲んでいた。信也は思わずその手に口づけをしてしまう。崖の上からその様子を険しい形相で見つめる亜矢子。やがて二人の前に降りてきた亜矢子から、母が心労で倒れたことを聞かされる信也。だが今の信也には、祈子と行動を共にすることしか頭に無い。ただひたすら亜矢子に土下座して詫びる信也。祈子への恨み冷めやらぬ亜矢子は、彼女に「宣戦布告」をする。

厳しい練習を重ね、堂島兼子に再勝負を申し込みに行く祈子と信也。中々承諾してもらえなかったが、雨の中ずっと待ち続ける二人に根負けして、彼女も遂にリターンマッチを受け入れた。その頃、祈子の兄・徹(沢向要士)に、華粋会の野沢剣二(萩原流行)から「伊豆にいる祈子のところへ行け」と命令が下る。それを察知した祈子の仲間・元北斗七星会のメンバーも伊豆へやって来た。

堂島兼子と祈子の再勝負の日。4番ホール、グリーンまで186ヤード、パー3の谷越えコースである。祈子の第一打はまたしてもバンカーへ。一方、兼子はグリーン横のラフへ落とす。祈子はバンカーから直接カップインを狙うが果たせず、結局、勝負は共にパーで引き分けに終わる。だが、祈子のひたむきさが遂に兼子の心を動かし、彼女は3年前の真相を語り始めた。

兼子の話によると・・・。事件のあったホールで、祈子の父・神島友平(岡本富士太)のショットはフェアウェイに落ちたという。それまでの証言では、友平のボールは大きくスライスしてブッシュに入ったとされていたが、そうではなかったのだ。そして、殺された丸元利一郎(佐原健二)のショットは証言どおりブッシュへ入ったという。そして、ブッシュの中で利一郎がボールを動かすのを友平が目撃、二人は激しい口論になり、もみ合いの中、偶然のはずみで友平のクラブが利一郎の頭を強打してしまったというのだ。そして、キャディーの兼子が救急車を呼びに行った時点では、利一郎はまだ生きていたという。

兼子がそこまで話した時、林の中に潜んでいた徹とブラックエンジェルの配下が祈子たちの前に姿を現し、祈子と信也を捕らえようとする。二人の運命は・・・。


ミニガイド
なし


MEMO
サブタイトルから想像して、亜矢子さんが繰り広げる祈子への愛憎劇で一本押し切ってしまうのかと思ったら、話のメインは祈子と堂島兼子さんのリターンマッチでした。

亜矢子さんの愛車は、品川53、24−06、白のソアラ。

堂島兼子さんはアパート「潮路荘」で一人暮らしをしている。祈子に根負けして、再挑戦を受けることになるが、今回もしっかり賭け金は要求している(50万円)。もし祈子が負けていたら、またしても信也さんの貯金から払われるところでした。しかし、祈子も第2話で母から少なくとも200万円の預金通帳を受け取っているはず・・・。

初出・2003年11月12日水曜日




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