プロゴルファー祈子
第6話「少年院が待ってるぜ」


ストーリー
鑑別所の祈子(安永亜衣)は、面会に現れた信也の母・静子(久我美子)に言いくるめられ、「信也にはもう会わない」と約束をする。その後、祈子の母・保子(音無美紀子)と信也(風見慎吾)が面会にやって来たが、祈子は保子とだけ会い、「私のために信也さんの人生を台無しにすることはできない。今までは信也さんに甘えていた。だからもう会わないって決めた」と話す。保子からそれを聞いた信也だが、祈子への思いは変わらない。「祈ちゃん、僕を信じろ。もっともっと僕を信じろ・・・!」

鑑別所で部屋換えがあった。レディースブラックの大崎冴子(大沢逸美)が入所して以来、所内の空気は一変し、彼女の息のかかった者たちから祈子は執拗な嫌がらせを受ける。祈子を挑発して所内で間違いを起こさせ、彼女を少年院送りにしようという狙いからだ。

信也は再び面会に訪れるが、やはり祈子は応じない。信也は鑑別所の森戸所長(下川辰平)の部屋に呼ばれ、そこで祈子のことを全て話す。ちょうど所長は、部屋に祈子を呼んでいた。思いがけず信也は祈子と顔を合わせることになるが、祈子はそこで信也に暴言を吐いて見せる。少年院送りになるかもしれないが、祈子はこれで信也が自分を諦めてくれれば良いと考えたのである。

鑑別所での調理実習の時間。祈子は冴子から、北斗のメンバーや信也が華粋会の野沢剣二(萩原流行)に痛めつけられていることを聞く。さらに、祈子が作っていた料理の中に大量の唐辛子や胡椒を入れられて、遂に堪りかねた祈子は冴子にタイマン勝負を申し出る。時間は午前3時、礼拝堂。信也との約束を破ってしまうことに、祈子の心は痛んだ。

約束の時間、祈子は礼拝堂に現れたが、冴子と勝負する気はなかった。何も抵抗せず、良いように冴子に殴られる祈子。やがてその現場に、森戸所長や看守が現れる。この勝負は冴子の負けであった。

傷の手当てを受け、森戸所長に呼ばれた祈子。森戸は祈子が入所以来、その更生の意志を見極めようと務めていた。信也との約束を信じ、目的に向かって真っ直ぐ進む自分を信じ切った祈子を、森戸もまた信じてくれた。祈子は、初めて大人が自分を信じてくれたことに心を動かされる。

鑑別所での様子では祈子が保護観察処分で釈放になる可能性が高いという情報を得た剣二は、祈子の兄・徹(沢向要士)を唆し、祈子の少年院送りが決定したと嘘を吹き込む。徹は鑑別所から祈子を奪い返すことを決意、仲間を集めて鑑別所へ乗り込もうとしていた・・・。


ミニガイド
神島祈子は今、人を信じ、人を愛することの大切さを知りました。そんな人の為にも、高い塀から逃亡する誘惑に、私は負けるわけにはいかないのです。そして、私の前に立ちふさがる大崎冴子。将来、父の無実を求めてさまよう私の旅路の行く先々で、彼女はどんな役割を果たすのだろうか。次回「プロゴルファー祈子」、お楽しみに!


MEMO
祈子はお風呂で自分の衣服を隠されたり、自分の布団を勝手に使われたりと、様々な嫌がらせを受ける。お風呂のシーンは「時間ですよ」状態。

初出・2003年10月22日水曜日




inserted by FC2 system