プロゴルファー祈子
第5話「さらば不良少女」


ストーリー
父は殺人の汚名を着せられて殺された・・・祈子(安永亜衣)はそう信じるに至った。父の真実を掴むため、祈子は自首して、綺麗な体になって戻ってくることを誓う。ひとり警察に出頭する祈子を、母・保子(音無美紀子)や信也(風見慎吾)、そして北斗七星会の仲間たちが見送った。

祈子は少年鑑別所へ送致される。ここで、釈放されて保護観察処分になるか、あるいは少年院へ送られるかが決まる。もし少年院に送られたら2〜3年はかかってしまう。祈子は自首したことを少し後悔していた。

鑑別所で共同生活が始まる。先に凶器準備集合罪で捕まっていた北斗七星会の幹部も入っていた。祈子は、ここを出たら北斗七星会を解散すると宣言。彼女にはもう不良をやっている時間はないのだ。解散に反対する者がいるとしても、祈子は会長を引退することを決めていた。会長が引退すれば、掟により解散となる。かつての抗争相手も入所していたが、祈子は、挑発を受けても軽はずみな真似をしないよう仲間に周知する。

とあるプールバー。華粋会の野沢剣二(萩原流行)は、レディースブラックの会長・大崎冴子(大沢逸美)を鑑別所に送り込むことを企てる。冴子は祈子の兄・徹(沢向要士)に思いを寄せていたが、徹の華粋会への昇進を餌にして彼女を利用したのだ。

北斗七星会の仲間たちが釈放されたのと入れ替わりに、冴子が鑑別所に入ってきた。その日から執拗に祈子を挑発する冴子だが、祈子は信也との約束を守って必死に耐えていた。

祈子に面会を求める者があった。信也だと思い喜び勇んで面会室へやって来た祈子を待っていたのは、信也の母・静子(久我美子)であった。「信也のことを思う気持ちがあるなら身を引いて、信也の人生を返しなさい」と言う。にわかに納得できない祈子だが、信也のことを思えば、諦めるべきなのだ。祈子はとうとう「私は二度と信也さんには会いません」と約束してしまう。祈子の胸は鋭く切り裂かれ、絶望に打ちのめされる。


ミニガイド
神島祈子は今、耐え忍んでいます。規律正しい毎日の生活の中に、時折り忍び込む黒い隙間風。そっと後ろを振り返ると、私を暗黒の世界へ引きずり込もうとする悪魔の手先がほくそえんでいる。その連中の仕掛ける挑戦に、私はじっと耐えるしかないのだろうか・・・。次回「プロゴルファー祈子」、お楽しみに!


MEMO
オープニングナレーションが新バージョンになりました(セリフ自体は同じ)。前回までより若干テンションが高い?。また、オープニング映像の効果音(ボールがカップに入る音など)が少し大げさになったような気がします。

食堂「あすか」のメニューには、名古屋名物・みそ煮込みうどんもある。お餅も入って700円。

全員で「いい日旅立ち」を合唱して友を送り出すのは『不良少女とよばれて』の影響か?。警察に出頭する日、大粒の雨が降っているのに、傘も差さずに出かける祈子。

鑑別所の男子房。祈子が鑑別に入って来たのを知った北斗七星会の新巻鉄男(斉藤隆治)と秋葉清(織田裕二)は、グラウンドでランニングしている祈子を見て「あれは本当に会長なのか?」と一瞬戸惑う。清は「会長のスッピンなんて初めてだから、オレ面食らっちゃうよ。あんな顔してたんだ・・・」と正直な感想を漏らす。無理もないと思います(笑)。

鑑別には、かつて祈子たちと抗争を繰り広げた“川崎グループ”の頭・沼田テルヨも入っていた。彼女の額には、当時祈子によって付けられた大きな傷跡が残っている。祈子は彼女の仕返しに黙って耐え、ひたすら許しを乞う。ここでは、過去の怨恨をぶつけられてじっと耐える祈子の姿に視聴者は同情すべきなのかも知れない。しかし、回想シーンを見ると・・・

北斗七星会と川崎グループの面々が木刀とか鉄パイプを持って(いわば正攻法で)大乱闘をしているさ中、祈子はしばらく高みの見物をしていたが、ふと気が向いたように地面に降り立つ。そして、足元に転がっていたコンクリート片を5番アイアンでフルスイングし、他の相手と闘っていたテルヨの額に命中させたのである。これを見る限り、どう考えても祈子の方が圧倒的に卑怯かつ悪質だ。「許してね」で済む話ではない・・・。

鑑別所での座禅の時間。正座をしている祈子の足の裏、本当に画鋲刺さってますけど・・・。吹き替えなのか本人の足なのか・・・?

初出・2003年10月15日水曜日




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