プロゴルファー祈子
第4話「破られた婚約」


ストーリー
父・友平が遺体で発見された塩沢湖にやって来た祈子(安永亜衣)。父は殺人の汚名を着せられて殺されたに違いない、父を殺した真犯人をきっと突き止めてみせる・・・祈子はそう決意した。友平が事件後しばらく身を潜めていた、あるいは閉じ込められていたのかも知れない山荘の中を調べていた祈子は、壁に架けられていた絵画の裏から、友平のスコアカードを発見。そこには友平の最後の言葉が記されていた。

 祈子 何があっても負けるな
 プロゴルファーになって
 お父さんの夢を叶えてくれ
 保子、徹と祈子を頼むぞ  友平 

これが友平の本当の遺書だったのだ。そんな父の無念も知らず、父を恨んで不良の道に堕ちていった自分を、祈子は恥じた。そのとき、複数の男たちが入ってきて祈子を襲撃する。5番アイアンで応戦する祈子。そこへ兄・徹(沢向要士)が駆けつけ、命からがら祈子を山荘から逃がした。だが祈子の前には野沢剣二(萩原流行)が立ちふさがる。追い詰められた祈子は崖から川に飛び込み、どうにかその場を逃れる。

時田殺しについては、目撃者が現れて祈子の疑いは晴れた。しかし、凶器準備集合罪と丸元邸への不法侵入、丸元賢三(長門裕之)への脅迫容疑は残っており、祈子が指名手配されていることは変わりない。

祈子は次にどこへ現れるか。亜矢子(生田智子)の推測を元に、信也(風見慎吾)は3年前の事件があった北関東ゴルフクラブへ向かった。祈子はそこで、当時友平とプレーをしていたプロゴルファー・高倉道夫(国広富之)のキャディーに成りすましていたのである。

8番ホール、高倉の第一打は大きく逸れて林に入った。林の中で祈子は、高倉にナイフを突きつけ、事件の真相を聞き出そうとするが、祈子には彼の答えが信用できない。しかし問答が長引くとギャラリーに怪しまれる。祈子はその場は諦め、キャディの服を脱ぎ捨てて逃走。その夜、祈子は再度高倉を捕まえ話を聞こうとするが、彼はあくまで証言を撤回しようとしなかった。

その後、軽井沢にある野上家の別荘に身を隠していた祈子。そこへ信也が現れ、彼女に自首を勧めた。祈子は友平のスコアカードを信也に見せる。父の無実を確信した今、自首などしている暇はないと言う祈子を、信也が説得する。いつまでも逃げ回っていてお父さんの無実を晴らせるのか、自首して罪を償えば、誰に気兼ねすることなく堂々と動ける。信也は会社を辞めてまで祈子と行動を共にする覚悟をしていた。私のためにそこまで・・・信也の心に打たれ、祈子は自首を決意する。


ミニガイド
なし


MEMO
指名手配を受けながら各地を転々とする祈子。一体どうやって寝泊りしているのだろうか。あと、逃げ回るのにあの衣装は目立ち過ぎではないか・・・。

信也は会社に辞表を出し、亜矢子には婚約解消を申し入れる。祈子のことで自分の心は一杯だと、正直に話す信也。だがプライドの高い亜矢子は諦めない。「・・・神島祈子、私はあなたなんかに負けない、どんなことをしても、信也さんの心からあなたを追い出して見せるわ!」

初出・2003年10月1日水曜日




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