おれは男だ!
第28話「風来坊のメロディー!」


ストーリー
突然、嵐のように青葉高校に現れた転校生・西条信太郎(志垣太郎)。制服着用の校則を無視し、黒い革ジャン姿の西条は、そのニヒルな雰囲気で女子生徒の視線を釘付けにする。

西条が青葉にやって来たことで、長沢麻里(有吉ひとみ)の心中は穏やかでなかった。麻里はかつて不良だった頃に西条と付き合っていたが、ある時、彼が別の年上の女性と自宅で一緒にいるところを目撃したことから破局、その後、麻里は弘二に出会うまでの間、更なる非行に陥って行ったのである。

学生風情でスナック経営を始めるなど、校内でひときわ異彩を放つ西条の存在に、女子生徒はともかく、剣道部員たちは良い印象を持たなかった。一方、弘二は、西条の一本筋の通った信念には一目置きつつも、彼が現れてから麻里の様子がおかしい事を不審に思い、西条を問いただした。

実は、麻里がかつて西条の自宅で目撃した年上の女性は、西条の義理の母親であった。だが西条は、麻里が不良から立ち直るきっかけになればいいと考え、あえて真相を彼女に伝えなかったのだという。そのことを西条から聞いた弘二は、西条から口止めされていたにも関わらず、思い切って麻里に真相を打ち明ける事にした。そして、麻里に西条の本当の気持ちを理解してもらおうと思ったのである。

夕暮れ、海岸で一人トランペットを吹いている西条。遠くから彼を見つめている弘二と麻里。

「長沢君、西条のところへ行ってやれよ」

それだけ言って、弘二は麻里を置いて立ち去る。だが、麻里はもう西条を振り返ることなく、弘二のもとに戻ってくるのであった。


MEMO
西条は一見アウトローを気取っていますが、案外人間味あふれるところもあり、特に麻里への想いは今も大切に抱いています。今では弘二という恋人を得た麻里を大切に思えば思うほど、西条は、麻里から自分の影を消し去るようにしなければならない。何とも渋い奴です。

校長との闘争が一段落し、つかの間の平和が戻ったかに見えた青葉高校に、再び嵐の予感。西条編は31話まで4話連続となりますが、このニヒルな新キャラクターの参入で、それまでの明るくさわやかな作品世界に、新たな広がりと深みをもたらします。




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