おれは男だ!
第22話「キャプテン死んで貰います!」


ストーリー
稽古をさぼって京子(田坂都)と海へ遊びに行った剣道部の西村(沖正夫)は、翌日、弘二(森田健作)からみっちりと絞られる。これに対し西村は、キャプテンはワンマンだ、ファッショだ、もっと2年生のことも考えてほしい、と日頃の不満を弘二にぶつけた。弘二は、今後は2年生も実力次第で試合に出すことを約束、だがその一方で、西村には剣道着の洗濯や道具の手入れ、グランド10周、うさぎ跳び100回など厳しい罰を与えた。西村を見かねて彼を介抱した京子は、何とか弘二をやっつける方法はないかと画策する。

翌日、西村は弘二を屋上に呼び出すが、話は弘二の方から切り出された。「なぜ殴らんのだ」と問う弘二。西村に与えた罰がそれほどに厳しいものであったことは、弘二は重々承知しているのだ。だが西村には弘二に拳を向ける勇気はなかった。「剣道部をやめさせて下さい」と言う西村を弘二は引き止めはしなかったが、去ろうとする西村にこう投げかけた。「一言だけ言っておく。君は負け犬だ!」

一方、京子も西村のことで剣道部に内政干渉をしたため操たちと対立し、バトン部をやめていた。弘二が西村に非情な通告をしたことを聞いて、京子も弘二への反発をますます募らせ、彼女は西村を立派な男にして弘二を見返してやろうと決意。その日から西村は、打倒弘二に向けてボクシング、空手、柔道など色々と手を出すが、あまり効果が上がらない。

丁度その頃、弘二は丹下竜子(小川ひろみ)に、西村を剣道で鍛え直してやってほしいと頼み込んでいた。弘二は、西村が最終的には剣道に戻って自分に挑戦して来ることを予感し、またそれを期待していたのである。

弘二の申し出を承諾した竜子は、京子と西村に、弘二を倒す秘訣を教えると言って剣道の指南役を買って出た。竜子曰く、弘二は上段からの大技が得意なだけに、かわされると小手に隙が出来る。そこを狙えば勝てる、と。その日から西村は、小手に集中して練習を重ねる。

特訓の成果に自信を持った西村は、弘二に果たし状を送り、弘二も受けて立った。「…キャプテン、死んで貰います!」試合が始まり、やがて西村の一撃が見事に弘二の小手に決まる。その時、操と竜子が決闘の場へ駆けつけた。西村を剣道で鍛えてほしいと頼んだのは弘二であることを竜子から聞かされて、西村は驚く。そして弘二は、今の小手は見事だったと西村を褒め、そして言った。「男は負け犬になるな、これが俺の信念だ」。西村を男らしい男にしてやろうと思えばこそ、弘二は厳しい罰を与え、しごいたのだ。そうとも知らず、憎しみだけで弘二に闘いを挑んでいたことを西村は恥じた。「俺を殴ってくれ・・・!」西村は涙で顔をくしゃくしゃにしながら、弘二に自分の過ちを詫びた。

翌日の相沢高校対青葉高校の剣道部対抗試合。試合前、先鋒の石原(脇平政一)が突然下痢を訴え、急遽西村が出場することになった。もちろん石原は仮病で、彼の粋な計らいである。そして、西村は今日の試合でも見事に勝利を収めるのだった。


MEMO
冒頭、いい雰囲気で海岸を歩いている西村と京子。突然、西村は「京子さん、泳ぎましょうか」と、服を着たまま海へ飛び込む。京子も思い切ってそのまま海へ。京子は黄色の薄いシャツ一枚で、しかもノーブラ。海から上がって二人が仰向けに寝そべっているシーン、京子の胸は完全に透けてるんですけど・・・(*゜∇゜)

今回、丹下竜子は弘二のことを「キミ」と呼んでいます。今までは「あなた」と呼んでおり(「小林君」というのは変化なし)、この後の回でも「あなた」と呼んでいますので、ちょっと違和感がありました。

弘二が丹下竜子に、西村を鍛えてやってほしいと頼むシーン。「・・・小林君、ここで君に吉川さんとのこと白状させたことがあったわね」。二人がやって来たのは、12話「友よすすめ!」で激しい試合が行われた小動(こゆるぎ)神社。あの日以来、二人は剣道だけの付き合いだと約束したのですが、弘二を取り巻く操や麻里と竜子の関係はこれからも色々な形で描かれます。37話「明けまして頑張らなくっちゃア!」では、操・麻里・竜子の三人が暗闇の中で弘二に「この中で一体誰が好きなのだ」と迫ったりしますが、37話での丹下竜子の描写は、彼女の最後の登場回である41話「花嫁は黒潮にのって!」の伏線になっています。



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