おれは男だ!
第14話「初恋にさらばと言おう!」


ストーリー
剣道部員・中山三郎(鍋谷孝喜)の発案で、「ミス青葉高校コンテスト」の話が持ち上がった。しかし、ウーマンリブの牙城たる青葉高校でそんな企画がすんなり通るわけがない。当然、女子生徒たちは猛反対だが、剣道部は圧力に屈せず決行する。

そんな頃、青葉高校に転校生・今井洋子(江崎英子)がやってきた。たまたま町で彼女と知り合いになった田村勇(三城康裕)は彼女に惹かれ、ミス青葉に推薦する。だが、彼女は生活のためにアルバイトに追われ、あまり関心がない様子だった。

いろいろ文句を言いながらも、いざ剣道部がミス青葉の投票を男子生徒に呼びかけるようになると、女子生徒たちはこぞって自分たちの売り込みを図る。校内では、なりふり構わぬ抜け駆けや買収が繰り広げられた。

田村は洋子と次第に親しくなり、彼女にミス青葉を獲らせるべく積極的に活動。その甲斐あって、中間発表では彼女は操(早瀬久美)と並んでトップとなった。

ちょうど「ミス・プリティ」という外部のコンテストにも洋子が入賞し、有頂天の田村。だが、授業中にミス青葉の号外を読んでいるところを横田先生(牟田悌三)に見つかり、ミス青葉は全校的な問題に発展。結局、ミス青葉は中止に追い込まれてしまった。してやったりでもあり、内心残念でもあり、複雑な心境の女子生徒たち。

一方で田村の方は、ミス青葉は中止になっても、洋子への気持ちは募るばかり。洋子の気持ちを聞いて来てほしいと田村に頼まれた弘二は、彼女から、心に決めた人がいると聞かされる。夜の公園で二人きりで深刻そうな表情で話し合っている弘二と洋子の姿をバトン部の秋本京子(田坂都)らが目撃し、例によって弘二と洋子が親密な仲である、と歪曲され学校中の噂になってしまう。

ショックを受け、学校を早退してしまう田村。自宅を訪ねて来た弘二にも口を聞こうとしない。噂を真に受けている田村を厳しい口調で叱責する弘二。二人は海岸に出た。

弘二は、洋子から聞いた話を田村に話してやった。彼女は、田村のことはとてもいい人だと言っていた。だが、彼女には心に決めた人がいて、父親を亡くした悲しみから彼女が自殺を図ったとき、その彼は「お袋を捨てるのか!」と言って彼女をぶん殴ったという。現在、彼は外国船で航海中で、彼が帰ってきたときに立派な人間になっているように、高校だけは卒業しようと彼女はいま一生懸命なのだった。

「田村、彼女をそっとしておいてやれよ。彼女は、お前に会うのが辛いって、泣いて俺に言ったんだ。・・・あんな明るい彼女に、お前は涙を流させたんだぞ!・・・」

それだけ聞くと田村も感極まって叫んだ。

「もういい!・・・何も言わないでくれよ!・・・」

顔をくしゃくしゃにして泣きながら、しかし笑いながら海へ駆け出して行く田村。洋子への思いを全て洗い流すように、海に向かって力一杯叫ぶ田村。

洋子さーん!がんばれよー!俺もがんばるぞー・・・!」


MEMO
「ミス青葉」では、競馬にたとえて出走馬一覧表が作られていました。「1枠カブトシロー秋本京子メス45キロ」といった感じ。本人は「私は43キロよ!」と主張していましたが・・・。ちなみに、一覧表には、小野夏子(小野千春)の名前もしっかり載っていました。馬名は「ナツアクイン」。中間発表では14票を獲得していました。岡村千恵(降旗文子)は5票、そして、最も買収工作に熱心だった秋本京子はなんと2票。愕然とした京子は、ケーキを奢ってやった男子生徒たちを血眼になって吊し上げるのでした。

快作「ルパン三世・念力珍作戦」(昭和49年東宝)で峰不二子を演じた江崎英子さんがゲスト。初め私服姿で登場したので、教師役かと思ったのですが、なんと高校生でした。途中からセーラー服姿になりましたが、どう見ても高校生には見えませんでした。

青葉高校の制服が今回から夏服になりました。



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