マドモアゼル通り
第13話「喝采のあとに」


キャスト
紀比呂子/徳永れい子・黒沢のり子/山田はるみ・渡辺ふみ子/麻乃茉莉子・建部道子・松平健/土屋清美・稲見美智子・寺島恵子・田中律子・(ナレーター)中村正/紅理子・山口暁/夏海千佳子・森るみ子/岡本信人・小林幸子/桂麻紀・山口哲也/藤木孝


ストーリー
多忙を極めたコレクションの準備が遂に終わり、クロード片山(藤木孝)はスタッフを連れて祝賀会に繰り出そうとするが、裕子(紀比呂子)は疲れてソファーで眠ってしまっていたので、片山たちは裕子を寝かせておいて出発した。片山が帰って来ても裕子はまだ眠っていたが、その傍らにあった彼女のデザイン画を見て片山は感銘を受ける。翌朝、ようやく目覚めた裕子は片山から、自分のデザインのジャケットをプレゼントされた。夜の間に片山が作ってくれたのだ。これを着て自分のショーに来てほしいと言う片山。裕子は喜んで寮へ帰ったが、寮生の間では、裕子の無断外泊が話題になっていた。

ショーの当日、クロード片山は、新しい仲間として裕子を観客の前で紹介した。そして、裕子の着ているジャケットが彼女自身のデザインであることを披露、会場は拍手に包まれる。自分のデザインが、観客の喝采を浴びている!裕子にとって初めての経験であった。ちょうど片岡咲子(山田はるみ)もその場に来ていたが、裕子に注目が集まるのは面白くない。咲子は早々に会場を立ち去ってしまった。

その日の寮の定例集会。裕子が無断外泊をした件で議論が紛糾している。片山の手伝いをすることについては、院長先生も了解済みだが、仕事が終わった後で寮に帰ってくることは出来たはず。クロード片山と何かあったのではないかという愚劣な想像をする者もいる。だが、チエ(小林幸子)のフォローもあり、集会は裕子の問責決議を行うことなく解散した。それでも裕子は、自分の不注意で片山に迷惑をかけてしまったことを気にしていたが、院長も片山も今回のことは何も気にしていない、という黒沢(山口哲也)の助言で元気を取り戻す。

寮規違反で裕子を追及する目論見が失敗し、咲子は次の手を思いついた。裕子が片山のショーで着ていたジャケットのデザインに、咲子はどこか見覚えがあったのだ。咲子は知人のアパレル会社・ローリング商会を訪ね、そこで裕子のジャケットに良く似たデザイン画を発見。その製品は既に完成しており、発売を待つばかりとなっていた。

その日、ローリング商会から学院に、デザインが盗作されてクロード片山のショーで紹介されていた、と抗議が来た。そして裕子のデザイン帳にローリング商会のデザイン画が挟んであるのが発見され、裕子は学院助手の江間夏子(桂麻紀)から事情を聞かれるが、裕子には全く身に覚えのないことであった。


予告
「マドモアゼル通り」次回は・・・。裕子のデザインを雑誌に発表したいと大山から持ちかけられた話に裕子は喜んだが、そのデザインが盗作だということになった。裕子は一人愕然となった。


MEMO
今回から、よみうりテレビ(YTV)側のプロデューサーが矢部章氏から佐野寿七氏に交代(東宝側の渡辺毅氏は続投)。また、「原案・三村雅子 週刊少女コミック連載」というテロップが今回から追加されました。

敵か味方か?謎のライダーマンこと山口暁さんが登場。アパレル会社・ローリング商会の社員で、咲子とは旧知の間柄のようです。

森るみ子さんは次回も登場します。意外と背が高くて、存在感ある女優さんだと思います。下の写真は『若大将対青大将』クランクイン前の1970年9月に開催された「大矢茂の恋人募集」コンテストの様子。もっとも完成作品では、新若大将・大矢茂さんの恋人役として吉沢京子さんが登場し、森るみ子さんは仲の良いクラスメート程度の扱いだったのがちょっと残念です。


『明星』1970年12月号より。写真左端が森るみ子さん。


『平凡』1970年12月号より。大矢茂さんに
抱きかかえられている森るみ子さん。

初出・2001年9月6日木曜日




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