マドモアゼル通り
第5話「さらばアイツよ!」


キャスト
紀比呂子/徳永れい子・黒沢のり子/小林亜紀子・谷岡行二・山田はるみ/渡辺ふみ子・麻乃茉莉子・松平健/富士見修・橘英久・宮下今朝登・渡美咲/野中深美子・遠藤栄美子・池田純代・鈴木佳子・塚本和子/三田桃基子・井上孝・(ナレーター)中村正/小林幸子・桂麻紀/弓恵子・桜むつ子/大和田伸也


ストーリー
緒方服飾デザインスクールでは、年内の授業が全て終わって、冬休みに入った。裕子のクラスメートたちは皆、帰郷したり、遊びに行ったり。だが裕子は、バイトのせいで勉強が遅れているからと、寮に残る。だが本心は、田舎に帰りたくないはずがない。デザイナーになることに反対している父のもとへは帰れないというのが本当の理由だった。

寮に片岡咲子(山田はるみ)の母が訪ねて来た。応対した裕子は、咲子たちのいる部屋に案内するが、咲子は母親を毛嫌いしている様子だ。二人がロビーで話している様子を偶然聞いてしまった裕子を激しく罵る咲子。事毎に裕子と対立する咲子だが、彼女にも何か複雑な家庭の事情があるらしかった。だがそれでも、母親のいない裕子にとっては咲子が幸せに見え、羨ましく思えた。

その日、バイト先“FULL FULL”へやって来た裕子は、信介(大和田伸也)が忘れていったヨットの雑誌を見つけた。ショウゴ(谷岡行二)やスミ子(黒沢のり子)によると、信介は近々アメリカへ行く予定らしい。それを聞いた裕子は、急遽その日のバイトをスミ子に代わってもらい、信介の雑誌を持って彼のもとに急ぐ。信介への慕情、彼に会いたい気持ちの激しさに、裕子自身も驚いていた。

信介はアメリカのヨットメーカーに招かれており、デザインの勉強で1年間は帰れないという。彼は今まで、世界にたった一つの自分だけのヨットを作ることを夢としてきたが、「それは間違いである」と思うようになった。プロとして生きる以上、一人でも多くの人に自分のヨットに乗ってもらうことを目指すべきだと。そして彼は、いつか広い海を自分のデザインしたヨットで埋め尽くしてみせる、と裕子に語る。

信介が日本を離れてしまうことで、咲子の方が寂しがるのではないか、と裕子が心配すると、信介は裕子に、咲子とのことを話した。信介と咲子が婚約していると思っているクラスメートもいるが、二人はそんな間柄ではなかった。ただ、信介は昔から咲子のことを知っていて、高校時代までは彼女も、明るく素直な子だったという。信介によると、咲子の父は再婚しているのだが、その再婚相手が、最初の母が亡くなる前からの付き合いだったということが、後になって咲子に分かった。それが彼女には堪えられなかったわけだが、理由が何であれ、その鬱憤を他人にぶつけるのは間違っている。

そこへ咲子が車でやって来た。咲子は正月を川村麻子(小林亜紀子)たちと山中湖で過ごすつもりだったが、信介がアメリカへ行くと知って、計画は中止に。「信介さん、あなた、私から逃げ出すつもりなのね?私がしつこく追っかけるから、日本から逃げ出すんでしょ!?」信介を問い詰める咲子。さらに、裕子が信介から母のことを聞いたと知り、咲子はますます裕子への敵意を募らせる。

「あなたが何と言おうと、信介さんが何と言おうと、私はあなたと仲良くなるつもりなんか毛頭なくってよ!信介さんを諦める気持もね!・・・私、あなたになんか絶対に負けないから・・・!」


予告
マドモアゼル通り、次回は・・・。新学期を迎えた甘い香りの中へ颯爽と乗り込んできた新任の黒沢。裕子のクロッキーへの挑戦にご期待ください。


MEMO
絶対に弱みを見せたくない相手・裕子に、思いがけず自分の秘密を知られてしまった咲子。裕子に信介を奪われるわけにはいかない・・・裕子への敵対心はますます激しくなる。しかし裕子の方は、咲子の家庭の事情を聞いて、彼女も寂しい人であることを知り、信介のためにも、彼女と仲良くなろうとする。まさに「アテンションプリーズ」の美咲洋子(紀比呂子)と香川妙子(皆川妙子)を思い出させる構図。紀比呂子さんが演じるヒロインはいつでも、ちょっとお節介なくらいに他人の気持を思いやり、誰とでもお友達になろうと努力します。

授業中、来年の流行の基本シルエットを自分なりにアレンジしたという裕子だが、基本が出来ていない、と先生から注意を受ける。それに気付いた咲子はすかさず辛辣な一撃を浴びせる。

「三上さんの生まれた山梨の田舎では、たぶん流行が1年くらい遅れるんですわ。それでわざと田舎の流行に合わせて・・・」

ちなみに今回、咲子は仙台出身らしいことが判明。

キャストと役名の追加
桂麻紀・・江間夏子(学院助手で、デザイナー協会賞を受賞)
弓恵子・・・南部先生(緒方服飾デザインスクール教師)

あと、今まで毎回登場していた咲子グループの一員・滝マユミが今回だけ出ていないので、消去法で、
滝マユミ・・・田中真規子
ではないか?と思います。

初出・2001年7月12日木曜日




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