マドモアゼル通り
第4話「クリスマス大作戦」


キャスト
紀比呂子/徳永れい子・黒沢のり子/小林亜紀子・谷岡行二・山田はるみ/渡辺ふみ子・麻乃茉莉子・田中真規子/鈴木治夫・長島武夫・(ナレーター)中村正/中野和子・松本啓子・相田陽子・水城ゆう/桜田千枝子・松平健/岡本信人・小林幸子/弓恵子/大和田伸也


ストーリー
裕子(紀比呂子)は、自治委員の仕事としてクリスマスパーティーの準備があることを知る。だが、前任の咲子(山田はるみ)に聞いても、具体的なことは断片的にしか教えてくれない。宿題、アルバイト、加えて自治委員の仕事で多忙な裕子のために、クラスメートの荒川ミツオ(岡本信人)が、パーティーの準備一切を引き受けると名乗り出た。裕子はその熱意に負けて、彼に任せることにする。

パーティー会場は学校の教室というのが慣例だったが、ミツオは広美(徳永れい子)にそそのかされ、一流のホテルとバンドを手配。しかも会費は1,000円でよいという。裕子は、残りは寄付でまかなえるのだと思っていたが、実はミツオは初めから寄付は集めていなかった。ミツオは、自分にも一人前のことが出来るということを裕子に見せたかったのだ。また、彼の家は農地が売れて潤っており、ホテルとバンドの支払いは分割にすれば、自分の小遣いを少し節約するだけで払えると踏んでいたのである。

だが、ミツオの計画を察知した咲子グループは妨害作戦を開始。グループの一人・小野沢孝子が、父親の会社の忘年会を同じホテルの同じ部屋で予約させ、同じバンドも手配してしまう。そして、ホテルとバンドからのキャンセルの連絡がギリギリになってからミツオたちに入るようにしたのだ。これで裕子にも人任せにした責任が生じる。

そうとは知らぬ裕子たち。パーティー前日になって、残りの代金を払わなければキャンセルという連絡がミツオに入る。ミツオは自分の車を売ったり友達に借金したがまだ足りず、家のゴルフ会員権を持ち出そうとしたところで父親に見つかり、所持金を全部取り上げられてしまった。裕子は急遽会場を学校の教室に変更。信介(大和田伸也)の口利きで教室は確保できたが、パーティーの飲み物と料理を別途用意しなければならない。

出入り業者から飲み物をツケで調達しようとしたが、事前に咲子の仲間・麻子(小林亜紀子)が業者に「ツケで買ってホテルへ持ち込もうとしているから気をつけたほうがいい」と根も葉もない事を吹き込んでいたため、裕子たちには掛売りしてくれなかった。ヒデコのバイト先のスーパーも現金主義の一点張り。最後の手段として“FULL FULL”でお金を借りようとするが、昼間の売上は少なく、これもだめ。

万策尽き、パーティーの開始時間は刻々と迫る。裕子たちは会場に花とコップだけ並べ、出席者を待った。そして、裕子は皆の前で潔く謝って自治委員を降りる覚悟をしていたが・・・。


予告
マドモアゼル通り、次回は・・・。冬休みを迎えて、一人帰郷できぬ裕子。そして、咲子の母の上京が熱い潮風となって信介を包む。「さらばアイツよ!」ご期待ください。


MEMO
ますます悪質さを増す咲子グループ。咲子たちは裕子のパーティーをつぶす一方、自分たちで独自にパーティーの準備をしておき、裕子を出し抜こうと企んでいましたが・・・。ラストは結果的に裕子グループも咲子グループも一緒にパーティーを楽しむことができ、陰鬱なムードが晴れてよかったです。この陰には、チエ(小林幸子)の活躍がありましたが、裕子はそのことをまだ知りません。

ふとしたことから、ミツオの家が農家であると知った広美。「もしかしてあなたの家の畑、高速道路に引っかかっちゃったんじゃないかしら?それで、道路公団が畑を買い上げちゃったんで、もう(・・・音声カット・・・)仕方ないから、残りの畑も不動産屋さんに売っちゃったんじゃないかしら?それであなたのお父さんは農協に入って、理事長やってるんじゃないかしら?」と一気にまくし立て、しかもそれは事実をズバリ言い当てていた(笑)。彼女はすっかりミツオにのぼせ上がり、裕子を待っていることも忘れて彼と一緒に出かけようとする。ヒデコに言われてしぶしぶ裕子を待つことにするが、それでもへらへらとミツオに手を振っている。広美のこの変貌ぶり、一体どうなってしまったんだ!?

咲子がいつも宿題を頼んでいる店は「オートクチュール・ラサ」。彼女は宿題のみならずクリスマスパーティーで着るドレスもここでオーダーしていた。学院のクリスマスパーティーには自分で縫ったドレスを着て出席するのが伝統であるが・・・。

ミツオがパーティー会場として予約したのは、コンチネンタルホテルのスタールーム。バンドは一流の「メジャー&マイナー」。料理は中国料理を予定していた。

ヒデコは“サミットストア”というスーパーでレジのバイトを始めた。

今回、ミツオと広美のセリフ中で「百姓」「お百姓さん」がカットされました。

パーティ当日の早朝、紺のジャージでランニングをしている裕子の横に停まる信介のスポーツカー。信介が「おかしなことしてるんだな」と声をかけると、裕子は「ランニングはおかしな事でしょうか?」と妙におすまし顔で答える。裕子は高校時代に陸上をやっており、早朝ランニングは日課になっているという。


初出・2001年7月5日木曜日




inserted by FC2 system