マドモアゼル通り
第2話「チマチマ危機一発!」


キャスト
紀比呂子/大和田伸也/徳永れい子・黒沢のり子/小林亜紀子・谷岡行二・山田はるみ/渡辺ふみ子・麻乃茉莉子・田中真規子/建部道子・松平健・今井和雄・(ナレーター)中村正/桂麻紀・田中三津子・玉川長太/岡本信人・小林幸子/弓恵子・桜むつ子/木暮実千代


ストーリー
ナレーション「服飾デザイナーを志願して山梨から上京した裕子の第一日は目まぐるしく終わった。その夜、床についても、裕子の頭の中には昼間の出来事がちらついて離れなかった」

夜0時を回っても、中々寝付かれない裕子(紀比呂子)と広美(徳永れい子)。そんな時、突然隣部屋からミシンの音が響いてきた。ミシンをかけているのは学院助手の江間夏子である。裕子たちは、うるさくて眠れないからやめて欲しいと部屋へ頼みに行く。夏子はデザイナー協会賞を取った新進デザイナーで、彼女はデザインのインスピレーションが閃いたときには、真夜中でもミシンをかけるという。「この道で一人前になるには、他人に遠慮などしていられない。そんなことしてたら落伍するだけ。分かったらあなたたちの方で眠れるように工夫してちょうだい」という夏子の言葉に有無を言わせぬ説得力を感じ、裕子は妙に納得してしまう。

翌朝、朝食で川村麻子(小林亜紀子)らのグループと同席になった裕子たち。昨夜のミシンの話が出るが、裕子たちは動揺していない。部屋を交換させた作戦が不発に終わり、麻子たちは悔しがる。

さて入学式の日。広美とヒデコは1年B組。しかし、三上裕子の名前がない。裕子は授業料を半年分(9万円)しか納めていなかったが、今年から規則が変わって、一年分前納することになっていたのだ。事務に何とか掛け合って入学は認めてもらったが、当日4時までに残り9万円を納めないと入学取り消しになってしまう。八方手を尽くしてお金をかき集めたが、あと9,500円足りない。裕子は学院長(木暮実千代)に直談判しようとするが、不在。信介(大和田伸也)が車で学院長の行き先まで送ってくれたが、そこも出たあとだった。

翌日、裕子は学院長に呼び出される。学院長は裕子に一通の手紙を見せた。それは裕子の祖母が学院長あてに送ったもので、10万円の預金通帳が同封されていた。手紙には「裕子は父親の反対を押し切って上京したため、家からは一銭の援助もしない約束になっている。しかし、慣れない東京の生活でお金に困ることもあるだろう、裕子が本当に困っているとき、このお金を渡してやってほしい」という内容が書かれていた。涙ぐむ裕子。授業料をこれで、という裕子に、学院長は「このお金は取っておきなさい、授業料は貴方のアルバイト代から少しずつ払ってもらえばいいわ」と言った。

裕子はようやく入学を許され、希望に満ちて、プロデザイナー修行の第一歩を踏み出そうとしていた。


予告
マドモアゼル通り、来週は・・・。裕子は、咲子たちの陰謀でヴィラカトレア寮の自治委員に選ばれた。その裕子の身の上には、宿題とアルバイト、その上、自治委員ということで面倒なことが降りかかってきたのだが。そんな裕子を・・・。


MEMO
冒頭、片岡咲子(山田はるみ)が裕子に「まーナマイキな。よく反省していただきたいわ、よくって!」と言う回想シーン、よく見ると新撮りです。

寮から学院への通学路に「マドモアゼル通り」がある。沢山の往来がある中で突然前方を指差し「ビバ!マドモアゼル通り!行こう!」と大声で叫ぶ裕子はかなりテンション高い。

学院長の息子・信介は学院とは関係がなく、ヨットの設計屋をしている。

学院の事務室で授業料を納めていないと言われ、「納めましたよぉ!」といきり立つ裕子の表情が面白い。

新キャラクターが登場。学院のクラスメート・佐伯ミノル(松平健)と、喫茶店“FULL FULL”のママの弟・ショウゴ(谷岡行二)。なお、裕子は学費捻出のため“FULL FULL”でアルバイトをすることになっている。

裕子の母は彼女が小さい頃死去している。

入学式の受付をしていた荒川ミツオ(岡本信人)は裕子たちと同じ研究科一年B組。「この学院じゃ、僕は顔なんだ」と彼は言うが、これは研究科一年を三回もやっているからである。

黒沢のり子さんは左利き。“FULL FULL”でパスタを食べていました。

予告の映像から・・・。咲子は信介が気になる。しかしどうも信介は裕子と気が合うらしい。で、咲子は余計に裕子への敵意をあらわにし、イジメもエスカレート・・・と典型的な展開。山田はるみさんが憎々しいキャラクターを演じるというのも新鮮で面白いです。
左は「東宝映画」1969年9月号より、“『華麗なる闘い』100万円スター・コンテスト”に優勝した当時の山田はるみさん(資料提供・NOBO様)。

■プロフィール

山田はるみ(本名)
昭和26年9月6日生まれ
横浜市在住
八雲学園高校三年在学中
身長160cm、体重45kg、B80、W58、H86

ちなみに「東宝映画」1969年10月号では、東山敬司・大矢茂と共に表紙を飾っています。

初出・2001年6月21日木曜日




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