アテンションプリーズ
第32回(最終回)


ストーリー&みどころ
パリで思いがけない対面をした香川妙子(皆川妙子)と美咲洋子(紀比呂子)。前回は妙子のスタンバイ要員として洋子が飛んだが、今度はパリで病気をしてしまった洋子の代りに妙子が飛んだ。妙子は関山百合(関口昭子)から預かった洋子のお守りを届けに来たのだ。

スチュワーデスにとって最も大切な心、それを体全体で自分に教え続けてくれた美咲洋子。そして今まで散々彼女に冷たくしてきた自分にも「ありがとう」と言ってくれた洋子。今、妙子は心の底から洋子と握手をすることが出来た。

翌日、二人はパリでお買い物。妙子は姉へのお土産を買っていくという。洋子にそっくりな純朴で人のいいあの姉(春川ますみ)。兄を取られたと思って冷たくしてきた姉に対しても、今はお土産を買っていこうという気持ちになれたのだ。それに付き合って洋子も父のお土産を買っていくことにする。

帰国した洋子。彼女がパリで妙子に会ったと聞いた田村早苗(范文雀)は、どうだった?と洋子に尋ねる。洋子の「へっへっへー」という笑いがちょっとヘンです(笑)。

そして、三上教官(佐原健二)の誕生日パーティーが101期生の手で開かれることになった。その会場に、二人仲良く登場する洋子と妙子。二人が友達になれたことは、三上にとって何よりのプレゼントだった。 三上は、カナダで開かれる国際スチュワーデス会議に妙子が日本代表として出席することになったと発表する。だが妙子は、洋子の方が適任だと言って辞退しようとする。

「訓練所に入ったとき、私達は教官から、スチュワーデスにとって一番大切な物は心だと言われました。・・・その心を持っているのは美咲さんです。日本代表は私達が一番尊敬する人、優しい心を持った人が行くべきです」

その時、三上が妙子に言った。「そういうことが言える今の君には、立派にその心がある。堂々と出席するんだ」。 洋子も後押しする。スチュワーデス会議は今回だけではない。洋子も、早苗も、綾子も、百合も、やよいも、皆この次こそはと狙っているのだ。

それからしばらく経ったある朝。空港に向う洋子に声をかける少女がいた。訓練所の寮の場所を尋ねてくる。102期生だ。自分もかつてはこの少女と同じく、右も左も分からなかった。かつての自分を重ねあわせながら、洋子は彼女と一緒にバス乗り場まで歩くのだった。

空港を飛び立つジャンボ機を見上げる洋子。

ナレーター「・・・大空は彼女たちを待っている。空は彼女たちの物なのだ!」

洋子「そうよ、空は私たちの物。私は、スチュワーデス!・・・」

――ザ・バーズの主題歌をバックに、世界の大空で活躍する101期生たちの姿が次々に映し出されるエンディング。待ちに待ったオンエア開始に喜んでいたのがついこの間のよう。毎回毎回欠かさずに見ていたので、最終回が来るのがとても早く感じました。約半年間、これほど楽しく見たドラマは久しぶりです。

初出・1999年12月23日




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