アテンションプリーズ
第31回


ストーリー&みどころ
事故とは言えないような事故、しかし、前回のフライトで思わぬ事態を経験した香川妙子(皆川妙子)は、今もその時の自分の対応が正しかったかどうか、心の中に不安を残していた。だが、そんな気持ちを打ち明ける友達が彼女にはいない。

「心、心、心・・・・」。かつて訓練所時代、妙子は同期生たちに、心より才能、実力だ、と言った。だが今、彼女は自分自身の言葉と、自分が直面している現実の間で苦しんでいた。

フライト前日の夜、中々寝付かれない妙子。夢の中で美咲洋子(紀比呂子)が勝ち誇って自分のことを笑っている!・・・ハッと起きたら8時。寝過ごした!もう空港には間に合わない。慌てて連絡を入れ、スタンバイ要員に飛んでもらうことになる。101期生のなかで優等生で通ってきた自分が信じられないミスをしてしまった。気の緩みを上司に注意され、落ち込む妙子。

妙子は関山百合(関口昭子)から、洋子がスタンバイ要員として代りに飛んだと聞かされる。そして洋子が佐賀のお守りを忘れて行ったことも知る。「でもあなたには関係ないことね」と帰ろうとする百合だが、妙子は洋子のことが気になった。

洋子と田村早苗(范文雀)はパリへフライト。市街を観光中、貧乏画家のモデルをしたりしていたが、途中、洋子は急に胃の痛みを訴えた。神経性胃痙攣だ。ちょうど三上教官(佐原健二)もパリに来ており、洋子は大事を取って次のフライトを取りやめることにした。

翌日、早苗と三上は東へ、西へと発っていった。洋子はホテルで一人ぼっち。また胃痙攣が再発したらどうしよう、こんなときに限ってお守りもないし・・・。洋子の不安は募るばかりだ。

その夜、眠っている洋子の部屋に、ひとりのスチュワーデスが訪ねてきた。彼女は部屋に入ると、机の上に洋子のお守りを置いた。やって来たのは、香川妙子である。


――いよいよ次回は最終回、第1話から大きなテーマであった妙子と洋子のわだかまりは解けるのか。全話を通した軸になるストーリーが存在してドラマが首尾一貫しており、なおかつメインメンバーの個性を描き出すエピソードが各話に散りばめられ、毎回毎回とても楽しみなドラマでした。最終回は洋子と妙子のがっちり固い握手が期待できそうです。

ちなみに当時の週刊誌(「週刊明星」1971.3.21号)によると、「アテプリ」放送当時、ドラマで皆川さんが紀さんをいびる度に小中学生から「あんまりひどいことしないで!」という手紙が殺到したとか。これでは皆川さんも可哀相なので、「アテプリ」が3月18日で終了するのを機に新しいイメージ作りをしてもらうことになり、それが同年4月からスタートの「ワン・ツウ アタック!」。大田黒久美さんの先輩役で、大いに女性らしいやさしさを発揮する役になったそうです。

初出・1999年12月16日




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