アテンションプリーズ
第29回


ストーリー&みどころ
冒頭、寮から出てくる美咲洋子(紀比呂子)にかぶるナレーション。

「その日、洋子はまんじりともしない朝を迎えた」

「まんじりともしない」・・・「一睡もしない」という意味だそうです。

佐賀の父(藤田進)を東京に招待した洋子。東京に向かう飛行機の中で、洋子の父はスチュワーデスに対し、自分のことはいいから他のお客の面倒を見てくれと言う。応対したスチュワーデスは戸惑うが、洋子の父を会社の重役か何かと勘違いしたらしい。

空港のレストランで食事をしている広村綾子(高橋厚子)。そんな所へ、香川妙子(皆川妙子)と、機中で洋子の父を見た同僚スチュワーデスが入って来た。妙子の同僚は、変なお客がいた、と洋子の父の陰口を言っているが、意外にも妙子がそれをたしなめている。そんな様子を遠巻きに見ていた綾子は驚いた。後で綾子からそのことを聞かされた洋子はちょっと嬉しくなった。妙子にも心境の変化があったのか。

次の日、空港でスタンバイ中の妙子に出会った洋子。妙子をお茶に誘うが、彼女の態度は冷たい。やはり洋子を避けているようだ。流石に洋子も「もう知らない!」とプイっと帰ってしまった。

さて、珍しく洋子、綾子、それに関山百合(関口昭子)が揃うので、結婚して今はサンフランシスコ郊外に住んでいる南啓子(黒沢のり子)に皆で会ってくることにした。偶然、三上教官(佐原健二)と榊原やよい(麻衣ルリ子)も居合わせたので、一緒に行くことになった。

「ここに香川さんがいたらなぁ・・・」と啓子に漏らす洋子。それを聞いた啓子が尋ねた。「まだ一人ぼっちなの? あの方・・・」。啓子は今でも妙子のことが気がかりだったのだ。「そうだ。何とかして香川さんを私達の仲間に・・・」洋子は改めてそんな思いを強くするのだった。


――サンフランシスコで洋子は思いがけずパイロット訓練所の堤健二(山内賢)と会い、二人で町をあちこち歩いていたら、啓子との約束の時間を忘れてしまいます。デート?中の二人のバックに流れる挿入歌は「俺は飛ぶ」(歌・砂川啓介とジェット・ストリームス)。昂揚感あふれるイイ曲で、今回も効果的に使われていました。

ちなみに西嶺寮の洋子の部屋には、健二からもらった人形(突付くとヘンな声で笑う)が今も置いてあります(芸コマ!)。

初出・1999年12月2日




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