アテンションプリーズ
第27回


ストーリー&みどころ
ホノルル発東京行きジャンボの機中。とある乗客から五目並べの相手をしてくれとせがまれ、やむなく五目並べをしながら忙しく働いている美咲洋子(紀比呂子)。今回は和服姿です。ところで、前列に座っていた外人娘、もしかして「金タン」のジーナことベッキー・ハイランド?(謎)

フライト後、五目並べをしていたことについて他の乗客から苦情があった、とチェッカーから注意される洋子。ちょうどその場に居合わせた香川妙子(皆川妙子)が例によってキツい言葉を洋子に浴びせる。 「美咲さん、101期の名を汚すようなことはなさらないでね。・・・それに、会社のためにも」

自分は決して悪いことをしたわけではないし、他のお客様を粗末に扱ったわけでもない。いつもよりも忙しく働いたのにこんなことを言われるなんて。洋子は納得が行かなかった。寮で広村綾子(高橋厚子)にそのことを話す洋子。綾子はフライト前であまり時間が取れなかったが、彼女に打ち明けたことで洋子の気持ちは少し楽になった。

さて、綾子はタクシーで空港に向うが、途中、運転手が人身事故を起こしてしまう。怪我人を病院に運び、空港に急ぐが、あいにく渋滞に巻き込まれてしまい、時間に間に合いそうもない。慌てて会社に電話を入れ、なんとか滑り込むが、綾子のフライトは取り消されており、スタンバイ要員が代わってフライトに飛んでいた。

思いがけないミスをしてしまい、今度は綾子が洋子の部屋を訪ねてきた。「男の人だったらこんな時、ヤケ酒飲むんでしょうね」「ね、飲みに行こうか?」「どこへ?」

で、結局二人は高村キャプテンの奥様(田村奈己)を訪ねることにした。決して悪いことをしたわけではないのに、という二人だが、スチュワーデスの先輩として高村夫人は二人に的確な指摘をする。五目並べをいつのまにか自分が楽しんでしまい、他のお客様への注意がおろそかになっていた洋子。怪我人を病院に運んだ時点で会社に電話し、かつその日のフライトは断るべきであった綾子。そして二人とも、慣れによってどこかに心の隙があったということ。二人はまだまだ努力すべき点が多いことを思い知らされたが、しかし、訪ねてきて良かったと心底思うのだった。

――田村奈己さんが紀比呂子さんと高橋厚子さんにアドバイスをするシーン、非常に説得力のある画面になっており、思わず引き込まれてしまいました。実力のあるいい女優さんが出ているとドラマも引き締まりますね。ちなみに、田村奈己さんは現実にも高橋厚子さんの母校(宝仙学園高等学校)の先輩です。

初出・1999年11月19日




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