アテンションプリーズ
第15回


ストーリー&みどころ
予備訓練を終えた101期生たちはいよいよ専門訓練に入った。着物の着付け、食事サービス、カクテルの作り方、英会話、どれを取っても他の訓練生よりも遅れを取ってしまう美咲洋子(紀比呂子)。カクテルを作っているとき、作っては飲み作っては飲みしていた洋子は、酔っ払って医務室に運ばれてしまう始末。さすがに教務主任(幸田宗丸)も見かねて、三上教官(佐原健二)に「美咲はやっぱりだめではないか?」と疑問を呈する。美咲はきっとやります、と答える三上教官だったが、確かに彼女に対する各担当教官の評価は芳しくなかった。

「スチュワーデスにとって一番大切なもの、それは心だ。人を思いやる心だ」三上教官から聞いた言葉を思い出す洋子。だが、美しい心だけでスチュワーデスになれるのか。洋子に向かって香川妙子(皆川妙子)は冷たく言い放つ。実力のない者はスチュワーデスになる資格はない、と。だが、洋子は妙子の厳しい言葉を浴びても、そのとおりだわ、と言って、なんと笑っている。一体どこまでお人好しなのか、なぜここまで言われて笑っていられるのか。そんな「田舎者」洋子を見ていると、妙子は腹が立って仕方がないのだ。

本作は日本航空の全面協力ということもあって、訓練のシーンなどはホンモノの日航職員が講師をしているものと思われ、非常にリアルです。何度も失敗を繰り返して講師に怒られている紀比呂子さんの姿を見ていると思わずエールを送りたくなってしまいます。

初出・1999年8月26日




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